30歳女 小さな頃のおまじない意外なエピソード
30代の女性です。
私が小さな頃に行っていた、あるおまじないのエピソードをお話したいと思います。
私が通っていた保育園はキリスト教を教える保育園でした。
聖書の朗読をしたり、クリスマスにはキリスト誕生の劇をしたりする園でした。
ただ、いくらキリスト教をと言っても、所詮は保育園児です。
キリスト教の教えを本当に理解していたわけでなく、特に絵が好きで感覚的な子どもだった私は、キリスト様ではなく、マリア様の方に強いインパクトを覚えていました。
それから、私はことあるピンチのたびに、マリア様に祈りを捧げてきました。
そして、不思議なことに手を組んでマリア様に祈ると、そのピンチは最低限に抑えられるのです。
特に印象的だったのは、父がバイクで事故を起こしたときでした。
私は確か小学生だったのですが、その時もまたマリア様に祈りました。
父は死なずに足を骨折しただけでした。
そして、その後も金縛りにあったりしたのですが、その時もマリア様に祈ることで解決してきました。
しかし、大人になるにつれて、いつしかマリア様に祈ることもだんだんと少なくなっていきました。
今考えてみると、おまじないは、子どもの時のみの魔法だったのかもしれません。
ただ、このマリア様に祈るという行為について、私は意外なところで、そのおまじないと再会することとなりました。
それは、私がアメリカ留学の際に、アメリカ人のルームメイトと住んだときのことでした。
ある日、ルームメイトと二人で、当時借りていた家のガレージの整理をしていた時です。
彼女が私に、とあるスケートボードの板を持ってきて、これもらってくれない?と差出してきました。
そのスケートボードの裏には、ベールをかぶり星空を背景にした、女性らしきガイコツが描かれていたのです。
私はちょっと不気味だけど、なんだかストリートアートっぽくていいかもと思いました。
そして、彼女になにこれ?というと、『グアダルーペのマリアよ。
知らない?』と言ってきました。
グアダルーペのマリア?と疑問な表情を浮かべていると、携帯でグアダルーペのマリアの絵を調べて、ルームメイトが見せてきました。
これは…!!私は驚きました。
それこそが私が小さいころに思い描いていたマリア様だったのです。
グアダルーペのマリア様は背中に星を背負ったマリア像です。
主にメキシコで信仰されていて、その地域ではキリスト像ではなく、このマリア像を崇拝しているといことでした。
なんだか、ゾッとしました。
怖い意味ではなく、嬉しい意味で。
その瞬間、私の前世は、もしかしてメキシコ人だったのかもと思いました。
私が住んでいた地域はメキシコに近い場所だったのですが、私はメキシコ人の人たちとよく気が合い、よく考えたら父もメキシコ人のような顔立ちだし…と。
まあ、話は少し離脱してしましまいましたが、これが私の小さいころからのおまじないのエピソードです。
もしかしたら、あなたがずっと行っているおまじないも、自分が生前からやっていたことに近いものがあるのかもしれません。